社長には堕とされません



誰もいないのに寝室もリビングもキッチンも廊下も…全ての電気が着いていた。



何で?怖がりなの??



不思議に思いながらも部屋から立ち去ろうとキッチンを横切ると



─カシャンッ!



携帯を床に落としてしまった。



それと同時に




「直人さん!!!」



血相を変えた古都ちゃんが走ってきた




「……古都ちゃん?」




「あっ…しゃ…ちょう………」



俺の顔を見るなり目を見開いて驚くと



「っ………」




顔を両手で覆って泣き崩れてしまった


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