追憶の淡恋詩
そして待ち合わせの時間、私はまだ遠かったか彼女を確認出来た。
が、あえて私は気づかないフリをした。


照れていたわけではない、普段と違う私を分かってくれるか?
そんな思いでの行動だった。


彼女は「おまたせ~」とやってきた。
私は「この日が来るまで相当待った」と言ってみた。

すると彼女は意味深に笑った。



まずはお昼を食べに行った。
イタリア料理屋でパスタを食べた。


彼女はトマトのパスタ、私はクリームのパスタを注文した。
食べている最中彼女は「そっちも食べたい」と言ってきた。

私はフォークで食べさせてあげた。
間接キスの瞬間だ、私の心の中は中学生のように浮かれていた。



次に行ったのは映画館。
彼女は見たい映画があったらしく、それを見た。


ラブストーリーだったらさりげなく手を握ったのだが、そんな映画ではなかった。
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