追憶の淡恋詩
試合開始。
私はサイドMFで出場。
サッカーでは前半と後半で陣地が変わる、なのでどっちかで彼女のいる応援席の近くでプレーすることになる。
前半は彼女と遠い場所でプレーをする。
勝ち負けなどどうでもよかった私は、後半に向けて体力を温存した。
そして後半、いよいよ彼女の近くでプレーをする。
ここからが私にとってのSHOWTIMEなのだが、相手と競り合ったりすると必死な顔を見られてしまう。
それが照れくさい私は、あくまでクールなプレーで対応。
相手も経験者だったらこうはいかなかっただろう。
いい所を見せたかった私、初心者相手に本気モード。
ドリブルで華麗に相手を交わして、味方に素敵なパスを出す。
自分的にはこれは「いいプレー」なのだが、サッカーを知らない人にはいいプレーとは分かりにくい。
やはりゴールを決めなきゃいけないだろう。
そこで私は貧欲にゴールを奪いに行く。
ゴールを決めれば決定的な印象が残るだろう。
自らドリブル突破して、ロングシュート。
しかし外した。
しかし諦めずもう一度トライ、2度目はきれいに決まった。
決まった瞬間、応援席を一瞬見るとみんな拍手をしている。
もちろん、彼女もだ。
それをみた私は笑顔をかみ殺して、クールを気取る。
とにかく、これで私の存在が彼女の頭に残っただろう。
試合後、みんなで打ち上げで飲みに行った。
もちろん、その席には彼女もいた。
私はここで初めて彼女と会話をすることになるのだが・・・
私はサイドMFで出場。
サッカーでは前半と後半で陣地が変わる、なのでどっちかで彼女のいる応援席の近くでプレーすることになる。
前半は彼女と遠い場所でプレーをする。
勝ち負けなどどうでもよかった私は、後半に向けて体力を温存した。
そして後半、いよいよ彼女の近くでプレーをする。
ここからが私にとってのSHOWTIMEなのだが、相手と競り合ったりすると必死な顔を見られてしまう。
それが照れくさい私は、あくまでクールなプレーで対応。
相手も経験者だったらこうはいかなかっただろう。
いい所を見せたかった私、初心者相手に本気モード。
ドリブルで華麗に相手を交わして、味方に素敵なパスを出す。
自分的にはこれは「いいプレー」なのだが、サッカーを知らない人にはいいプレーとは分かりにくい。
やはりゴールを決めなきゃいけないだろう。
そこで私は貧欲にゴールを奪いに行く。
ゴールを決めれば決定的な印象が残るだろう。
自らドリブル突破して、ロングシュート。
しかし外した。
しかし諦めずもう一度トライ、2度目はきれいに決まった。
決まった瞬間、応援席を一瞬見るとみんな拍手をしている。
もちろん、彼女もだ。
それをみた私は笑顔をかみ殺して、クールを気取る。
とにかく、これで私の存在が彼女の頭に残っただろう。
試合後、みんなで打ち上げで飲みに行った。
もちろん、その席には彼女もいた。
私はここで初めて彼女と会話をすることになるのだが・・・