追憶の淡恋詩
彼女の横に僕は倒れた。
僕は彼女に腕まくらをして、彼女はずっと僕のほうを向いている。
彼女は僕を彼女のほうに向かそうとしてきた。


クチビルがつきそうなぐらいに顔が近くにある。
そのまま彼女は目を閉じてそのまま眠りについた。
僕はしばらくその寝顔を見つめていた。


彼女は眠りについても、僕にしがみついたままだ。
この日はよく歩いて、僕も疲れていた。
そろそろ僕にも睡魔が襲ってきたようだ。


僕も彼女の温もりを感じながら、彼女と一緒の夢の中へ行くとしよう。
もはや、そのまま目覚めなくてもいいぐらいの気持ちだった。






翌朝、彼女は少し恥ずかしそうな顔をしていた。
シャワーを浴びると言うので「一緒に入っていい?」と言ったら断られた。


それでも僕は悲観したりはしない。
こうして僕達はまた大きな一歩を進んだ。
僕はそれだけで十分だった。



この経験後、僕達は何故かまた付き合い始めたばかりの気分になった。
なぜだろう・・・・。







新しいスタートを切ったという事だろうか・・・?
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