ひとつのひかり
次の週になり同じ時間に週2日塾に通っている。


いつものように席を確認してから座るそれと同時に新しい先生はどんな人かと楽しみにしていた。


前の先生みたく女の先生だったら嬉しいな


やっとその先生が来た。


「こんばんは」


「こんばんは」


明日香は挨拶をしながら新しい先生の方を見る。


か…かっこい
身長高いしメガネだし…
男の先生を見て少し顔が赤くなる


「俺は坂井陽介といいますとりあえずよろしくな」


「あ…はいっよろしくお願いします」


「君俺に挨拶それだけ?」


うん?
普通の挨拶だと思うんだけどな…何が違うの?


頭の中ではてなを浮かべる明日香。


「何かありましたっけ?」


思わず聞き返す。


「そんなのもわかんないのか~名前だよ名前位教えてよ」


なーんだ
そういうことかならそういえばいいのに


「奥村明日香ですよろしくお願いします」



「よし!それがほしかったありがとう」


なんだか納得したような様子でうなずき教材の準備をする坂井先生。


「それではね…」


そこから授業が始まった。


この先生と上手く関われるかな?
かっこいいから許しちゃおう


ノー天気な考え方の明日香そんな感じで陽介と出会ったのだ。
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