プレイボーイ×天然な幼なじみ



「え?なんで?」

「どうせ、花火大会に行こう、とか言ってくるんだろうぜ」

 …それは十分あり得る。

「…かも」

「なら、出るな。お前と花火見に行くのは、俺だから」

 その言葉に、顔が熱くなる。

「…おい?お前、顔が赤いぞ?熱あるんじゃないか?」

 龍太の言葉に、私は俯いた。

 俯いていると、龍太に前髪を引っ張られた。前髪を上に引っ張られたから、強制的に顔が上がる。

「ぎゃ!」

 龍太が、額を重ねてきた。

 顔が近い!!

 余計に顔が熱くなる。

「結構熱いぞ?」


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