プレイボーイ×天然な幼なじみ
両想いじゃないかって期待すればするほど、後で片思いだってわかった時のショックが大きくなる…。
そんなこと、嫌だよ…。
私だって、人間だもん。傷つきたくないもん…。
「梨桜?」
「もう、関わらないで」
それが一番いい気がした。
私は龍太のことを忘れられる。
そうすれば、私は傷つかなくて済む…。
「梨桜!?」
「私、龍太なんか嫌いなんだから!」
龍太の顔を見たくなくて目を伏せていたから龍太がどういう顔をしていたのかは知らない。もしかしたら、傷つけてしまったかもしれない。
佳主馬くんにはあんなこと言っちゃったけど、こうなるのなら、あんあこと言わなきゃよかった。
でも、これで龍太のことは忘れられるかな?
さよなら、私の初恋…。