プレイボーイ×天然な幼なじみ



 少ししてから、龍太や麗さんが歩いて行ったのと反対方向から蓮くんがやってきた。

「蓮くん!どうしたの?」

 私が聞くと、

「俺だよ。俺が君を、呼んだんだ」

 蓮くんはそう言って、はにかむように笑った。

「え…?」

「まぁ、入ってよ。君に話したいことがあるんだ」

 蓮くんに言われ、私は教室にはいった。

 蓮くんが、席の一つに座る。私も、その隣の席に座った。

「…話って、何?」

「俺さ、君のことが好きなんだ」

 蓮くんが言った。

 …蓮くんが、私を?

「今、なんて?」

「だから、俺は君のことが好きなんだ」


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