プレイボーイ×天然な幼なじみ
喧嘩
告白、かぁ。
麗さんと別れた後、私はマンションへ戻る道を歩いていた。
…でも、本当に龍太は私のこと、好きなのかな?
だって、邪魔とか言ってたんだよ?
好きな人に、邪魔だなんて言う?
それ、絶対にありえない。
それに、私だって、「関わらないで」って言っちゃったし。
今更、会いに行くなんてできないよ。
私は俯いた。
――人を好きになる資格なんて、ないんだから。
会うだけでも、許してくれるかな?
私は、家に入る前に、龍太の家に立ち寄ることにした。