プレイボーイ×天然な幼なじみ



 龍太SIDE

 俺が中に戻ると、母さんが目を三角にしていた。

「アンタ、何言ってんのよ!」

 母さんが怒鳴る。

「なんだよ、うっせぇな」

 母さんは、梨桜のことが大好きだ。

 親でもないのに、溺愛してる。

 いっそのこと、梨桜の母にでもなれば、って話。

「うっせぇな、って!梨桜ちゃん、泣きそうだったじゃない!」

 俺は、そっぽを向いた。

「んなの知るかっつぅの」

 俺は部屋に入った。

 勢いよくドアを閉める。

 ゴンッ!!


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