プレイボーイ×天然な幼なじみ



 どこから話そう…。

 私は少し迷って、それから口を開いた。

「あのね…「待て。一つ、聞いていいか」

 不機嫌丸出しの口調で、龍太が私の言葉を遮った。

「え?」

「あの時、蓮と何を話してたんだ」

 私は首を傾げた。

「あの時…って?」

「体育祭が終わってから、教室にいたよな。蓮と、二人っきりで」

 …?なんで、龍太は知っているんだろう。

 私が教室にはいる前に、龍太、学校出てったよね?

「なんで知ってるの?」

 私が聞くと、

「見た」

 龍太が呟いた。


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