プレイボーイ×天然な幼なじみ
「み、見たって…」
「梨桜がなんであそこにいたのか不思議で、見に戻ったら、お前が蓮とキスしてんのを見た」
龍太の言葉に、私は思い当たることがあった。
確かに、蓮くんとは会った。けど、キスはしてないよ…?
「あの、龍太…「いいと思う」
龍太が笑顔を浮かべた。
ずっと一緒にいたからわかる。
この笑顔は、作り笑い。
「梨桜と蓮、お似合いだと思うよ。蓮は家庭的な女が好みだし、アイツなら、お前を大切にしてくれるような気がするんだ」
…!!
私は驚いて、言葉をなくした。
「待ってよ…」
私の言葉を聞かずに、龍太は立ち上がる。