プレイボーイ×天然な幼なじみ
私は頷いた。
プレイボーイの龍太が、ずっと、って言うんだ。
それがすごく嬉しかった。
「二十年後も三十年後も、ずっとずっと…」
龍太が言った時、チャイムが鳴った。
ずっとずっと…その言葉、信じていいんだよね?
歩き去る龍太の背中に私は問いかけた。
それから心の中で頷く。
龍太の言葉にウソなんかない。
それは、幼なじみの勘。今まで一緒にいたんだもん、それくらいはわかるつもり。
「約束だよ、龍太」
私はそっと呟いた。
完