プレイボーイ×天然な幼なじみ
「なんで上目遣いになるんだよ!卑怯だぞ」
上目遣い?私はキョトンとした。
「……つーか、なんでお前、学級委員になったわけ」
龍太が言った。
「やりたかったから」
だってさ、中学生のときは、いつもじゃんけんで負けて、デキなかったんだよ?今年こそはやりたかったんだよ。
「ザケんな。蓮とペア組むことはないだろ」
…なんで龍太がこんなにも怒ってるのかが、理解できない。
「……―――」
なんかぶつぶつ言われたけど、声が小さすぎて、聞こえなかった。
「と、とりあえず、どいて?」
私が言うと、龍太は私の真横の壁についていた両手をどけてくれた。
「蓮になんかされたら…言えよ?」