プレイボーイ×天然な幼なじみ
龍太SIDE
結局、流星群は、さっきのがピークだったらしく、それっきり、何も起こらなかった。
――帰ろうか。
叔父さんが言って、山を下りたのが三十分前。
マンションの玄関前で携帯を見ると、十一時を回っていた。
「今日、泊まってっていいかな?」
叔父さんが言う。
「いいっすよ」
俺の答えに、愛梨が飛び跳ねた。
「いいの!?やったぁ!」
マンションに入って、部屋番号を押す。部屋に帰る途中、愛梨は喋りっぱなしだった。
「ねぇねぇ、聞いて!」
「ん?」