プレイボーイ×天然な幼なじみ

文化祭





 夏休み明け、今年もやってきた。

 文化祭の季節が!!

 私は、色気より食い気、ってタイプだから、食べ放題の文化祭が大好き!だって、クラス別にいろんなお店出すんだけど、ほとんどのクラスは食べ物屋さんなんだ。

 まさに、天国だよ!

「姫はホントに食べるの好きだよねェ…。いっそのこと、美食家か、食べ物の評論家にでもなれば?」

 佳主馬くんが、私の顔を覗き込んだ。

 今、私と佳主馬くんは隣の席。

 だから、クラスの男子の中では、一番多く会話している。

「えぇ~?やだ!」

「なんで?楽しいと思うけどな。…じゃあさ、一緒に美食家になる?」

「美食家って、二人でなるものかな?」

「…」


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