プレイボーイ×天然な幼なじみ
佳保はそれなりにモテる。
俺からしてみれば、そこらへんにいるような女と大差ないが、元カレが六人いるんだ。それなりに、モテるんだろう。
「なんで別れようなんて言うの?」
もともと、告白してきたのは、佳保の方だった。
俺は梨桜以外に好きな女なんかいないから、告白した回数はゼロ。
「言っただろ。俺には好きな女がいるからって。佳保、お前だって、それを承知してたろ」
俺の言葉に、佳保は、
「最後にもう一回、キスして?」
そう頼んできた。
「わかった」
俺は、佳保の顎を掴んだ。