プレイボーイ×天然な幼なじみ



「ねぇ…キスしていいかな」

 佳主馬くんが顔を寄せてきた。

「え…?」

「キス、していいよな?」

 佳主馬くんの唇が、本当に目の前にある。

 私は、頷いた。

「…忘れさせてやるよ…龍太のこと。だから、俺のことをずっと見てろ」

 唇が重なった。

 温かな感触。

 龍太…さようなら。

 今度こそ、本当に―――。



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