プレイボーイ×天然な幼なじみ
賭け
家に帰ってすぐに、インターホンが鳴った。
モニターを覗くと、佳主馬くんの姿が映っている。
「どうぞー」
私は、『ドアを開ける』為のボタンを押した。
それから数分、今度は部屋のドア脇のインターホンが鳴った。
「来たよ」
佳主馬くんの声。私は、ドアを開けた。
「そういや俺、姫の家に上がるの初めてだ!」
佳主馬くんが、嬉しそうな声を上げた。
「…うん、そうだね」
「姫?どうかしたの?」
佳主馬くんの言葉に、私は言葉を濁らせた。