プレイボーイ×天然な幼なじみ



「…だって、夕方六時までに龍太が来なかったら…」

 佳主馬くんに、話し合いのことを聞いたのは、掃除の時間中だった。

「姫だって、その覚悟は元からあったんだろ?だって、俺のキスを受け入れてるしね」

 そりゃ、そうだけど…。私は俯いた。

「まぁ、俺は龍太が来ない方に賭けるけどね?」

「佳主馬くん…?」

「だって、そうだろ?姫は俺の女なのに、横取りなんかされてたまるかっつぅの!」

 佳主馬くんはそう言って、私の肩を掴んだ。

「かっ…――「ねぇ、キスしようか?」

 私は、驚いて佳主馬くんを見上げた。

「でもっ…――「いいじゃん?」

 背中を、壁に押さえつけられた。

「ねぇ…」

「嫌なの?俺とキスするの?」


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