プレイボーイ×天然な幼なじみ
龍太の本音
龍太が、私の腕を掴んだ。
「梨桜、俺はな、お前のことを愛してるんだ!」
龍太が、私の肩に手を置いて、顔を寄せてくる。
「やめっ――」
「俺は、お前のことが好きなんだ!」
龍太はそう言って、私をソファに押さえつける。
「りゅっ――」
「梨桜、聞いてくれよ。俺は、キスするのも、抱くのも、愛してるって言うのも、全部お前じゃなきゃ、嫌なんだ!!」
私は驚いて、龍太を見上げた。
龍太から、シトラスの香りが漂ってくる。
「オマエ以外の女を愛することなんか、できない!俺は一途に、お前を愛してるんだ!」
龍太の言葉が、胸に響く。
「だけど、」
今更、信じろなんか言われても、信じられないよ…。