プレイボーイ×天然な幼なじみ
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学校に着いてからも、隼太くんの顔が離れない。
なんか…惚れちゃったのかなぁ…?
そのとき。
「何ボーッとしてんだよ」
頭を小突かれた。
「あ、啓太…」
啓太の顔を見たとき、私は目を疑った。
この顔…。
この声…。
夢の中の少年の顔をもう少し細くして、ストレートだった栗色の髪をワックスで少し立てて、声の高さを少し低くする。
そうすると、目の前の啓太と夢の中の少年は、驚くほど似ていた。