プレイボーイ×天然な幼なじみ


              ★

 学校に着いてからも、隼太くんの顔が離れない。

 なんか…惚れちゃったのかなぁ…?

 そのとき。

「何ボーッとしてんだよ」

 頭を小突かれた。

「あ、啓太…」

 啓太の顔を見たとき、私は目を疑った。

 この顔…。

 この声…。

 夢の中の少年の顔をもう少し細くして、ストレートだった栗色の髪をワックスで少し立てて、声の高さを少し低くする。

 そうすると、目の前の啓太と夢の中の少年は、驚くほど似ていた。


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