プレイボーイ×天然な幼なじみ
その言葉の衝撃が大きすぎて、何も言えなかった。
「…んで、なんでそんなこと言うの?」
『なんでって…そりゃ、カノジョに友達いなかったら悲しいだろ――』
「そうじゃなくて!なんで止めてくれないの?カレシなら、行くな、とか言ってほしかった」
私の言葉に、携帯の向こうで啓太が笑った。
『そりゃ、止めたいよ?けどさ、お前の新しい両親が決めたことなんだろ?だったら、子供として応援してやるべきなんじゃないのか?』
…!
そっか…。
啓太の言うことも一理あるかも。
『そっちにも、遊びに行くからさ…』
「うん」
『離れてたって、俺たちあ恋人だってことには変わりない。そうだろ?』
「うん」