プレイボーイ×天然な幼なじみ

勉強会でドッキリ




 私は佳主馬くんとロッジに入った。

 龍太の言葉からしても、私と佳主馬くんは面識があるみたいだけど、記憶がない。だって私、記憶レス少女だから。

 ロッジはピンクの外壁で、中はシンプル。

 カウンターのところに吉永先生が立っている。

「吉永先生ってぷにぷにしててクマさんみたいでかわいい」

 私が言うと、佳主馬くんが笑った。

「相変わらず、天然だね、梨桜は」

 相変わらずってことは、私のこと知ってるんだよね?やっぱり。

「私、佳主馬くんと面識あったっけ?」

「覚えてないの?」

 佳主馬くんが、悲しそうに言った。

「……うん」


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