プレイボーイ×天然な幼なじみ
「だよな、俺、途中で転校しちゃったし」
佳主馬くんはそう言って、私の頭に触れた。
「!」
佳主馬くんの手は大きくて、温かい。なんだか、触られただけで安心した。
「俺、梨桜の初キスの相手なんだけどな」
その言葉に、私は声を無くした。
「え…?」
「だから…」
直後、目の前に佳主馬くんの長い睫毛があった。唇が塞がる。
「んっ…!?」
私、佳主馬くんとキスしてるんだ!?
佳主馬くんの唇が離れる。
「俺たち、キスするの二回目なんだぜ」