プレイボーイ×天然な幼なじみ
気が付いたとき、朝の六時半だった。
ジャスト起床時間。
っていうか、結局眠れたらしかった。
俺は背伸びをする。
歯ぎしりしてた修哉は、気持ちよさそうに背伸びして、
「あぁぁ、よく寝た」
俺と奏の冷たい目線には気付かないようだった。
俺は水着を入れたバッグを持って、食堂に向かった。
食堂には、既に麗がいた。
「おはよ、龍太!」
俺は、手をひょい、と上げた。
ドサッ、と座ると、窓際の席に佳主馬と梨桜の姿を見つけた。
目を逸らす。
二人も、水着を入れたカバンを持っていた。