プレイボーイ×天然な幼なじみ


「今度、寝る予定」

 立て続けに言われて私は何も言えなかった。

「何よその顔。龍太は、ただの幼なじみなんでしょ?」

 麗さんが意地悪く微笑む。

「そうだけど…」

「ならいいじゃない?」

 私はただ、頷くことしかできなかった。

「ま、そういうことだから」

 麗さんが歩いていく。その先には、龍太がいた。

「…」

「梨桜ちゃん♫」

 名前を呼ばれて振り向くと、佳主馬くんがいた。佳主馬くんは首を傾げ、

「麗に何か言われたの?」


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