プレイボーイ×天然な幼なじみ



 龍太への思いが膨らんでいく。

 ただの幼なじみは、私の中で恐ろしいくらいに大きな存在になっていった。

 ゲーム機の中の私の分身(アバター)が敵にノックアウトされた。

 ブチッ

 電源を切る。

 充電が残りわずかな携帯電話を充電プラグに挿し込んで私はベッドを出た。

 そのとき、インターホンが鳴った。

 美穂は旅行で沖縄にいるし、郵便ならポストに入れてくれるはずだよね。

 となれば、宅配便かな?

 私は身だしなみを整えながら部屋を出た。誰もいないリビングのインターホンに出る。

「はい」

 モニターに映ったのは、宅配便のお兄さんじゃなかった。

 私がよく知っている人物。

「…なんで…」


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