私と彼の永遠ループ
~ 第1章 ~
・出会い
ガヤガヤしている教室、いつもどうりの親友の笑顔、青く澄み渡る空、いつもどうりの毎日。なのに、私の心はなぜかいつもと違う。
(おかしい)
そう思い始めたの何時からだったか。朝起きたときから?、それとも、朝食を取ってから?、学校に来たときから?そうだ、思い出した。
いつもどうりの毎日を送っていたはずなのに、話したこともない人と目が合ったときからだ。そのときから、私の心はざわざわしている。
「ねぇ、苺《まい》、聞いてるの?もぉー、どうしたのさっきからなにかを考えたような顔してさー。」
「いや別に、何も考えてないよ。」
私に声をかけたのは、親友の隆木 華《たかぎ はな》。保育園、小学校からの中で、中学で離れてしまったけど、偶然高校でまた一緒になることが出来たの。とても仲がいいんだ。ちなみに、私の名前は、雨季江 苺《うきえ まい》。
「ならいいけど。でねぇ、空たらね・・・」
華には、彼氏がいる。本当に二人はラブラブで、華は一日に一回は彼氏の藤川 空《ふじかわ そら》との話をしている。
ちなみに、二人は中1の頃に華から告白してから付き合い始めたらしい。