私と彼の永遠ループ
「へぇー、そう。抹裡宗也ねー。えっ!抹ーーー」
「ちょっ、華声でかい!。」
華が大きな声で名前を言いそうになったので私はとっさに華の口をふさいだ。
だけど、やっぱり軽く声が漏れてしまったらしく、またもやクラスのみんなに注目される羽目になってしまった。
「ごめん、ごめん。ビックリしすぎて声が大きくなっちゃてさー」
「もー、ビックリするのもわからなくもないけどさー気をつけてよね。」
「はぁーい。でもさー、恋愛なんて興味がなかったあんたが抹裡宗也にねー。」
「別に、興味がないわけではないよ。ただ、相手がいないっていうかさーwそれよりも、別に抹裡宗也のことが好きってわけじゃないよ。笑顔が離れないってだーけ!」
「なにそれーw
まぁー好きになるきっかけになったんじゃない?w」
「そうなのかなー。でも、この気持ちは好きって気持ちとは違うような気がするんだよねー。」
私が言い終わったと同時にチャイムが鳴り教科担任の先生が入ってきて、午後の授業が始まった。