私と彼の永遠ループ


私の部活は、陸上部。
これでも一応女子の中でも速いほうで、中距離のエースだ。

だから、そんな私がいつもよりもタイムが遅くてみんなに余計な心配をさせてしまった。


「苺。どうしたの?いつもより、遅いよ。体調でも悪いの?」

私の事を心配して話しかけてきたのは、小林萌《こばやし もえ》中学から一緒に陸上をやってきた仲間で、短距離のエースだ。そして、私の心友!

「別に大丈夫だよ。今日は、なんだか調子が出なくて・・・」

「そう。ならいいんだけど。ムリはしないでね!」

「うん。ありがとう。」

はぁー。萌に心配されちゃった…。だけど、抹裡宗也のことが頭から離れないんだよねー。
華に言われたように恋なのかなー?
だけど、それ以前にどこかで見たことがあるような、気がして、そっちのほうが気になっちゃう。
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