俺たち陰陽師!!!!!
「ん……」
俺はベッドから起き上がる。
カーテンから差し込む眩しい光が目を眩ます。
「まぶしっ!!ってか、痛いっ!!」
「目がーー!!」と叫び朝から元気な俺、夜月刹那(ヤヅキセツナ)。
今日はたまたま朝に強かった。
いつもはすぐ睡魔に襲われ、二度寝という最悪なパターンに持ち越す。
「(どうしてだろ…?)」
俺は携帯を開き時間を見る。
そこには《5:06》。
早く起きすぎだろと、自分でツッコミを入れたくもなる。
「(雪でも降るのか?)」
俺はカーテンを開ける。
でも、何もなく通常通り。
今は10月だ。
降るはずがない。
俺はあくびをし、携帯をズボンのポケットに入れると、部屋を出て階段を降りた。
「(まだ俺しか起きてないよな、イヒヒ♪)」
ルンルンした気分で階段を降り、リビングに向かう。
当たり前のように誰もいないリビングで、ソファーに腰掛ける。
「(学校まで、まだ時間あんだよなー)」
パタリ、と横になると俺は目を瞑った。