俺たち陰陽師!!!!!
「で」
俺はジャスの背中に叫ぶ。
「なんで俺まで行かなきゃなんねぇんだよ!!」
「俺まで?ノンノン。それを言うのなら、悠太と涼子まで、でしょー??」
「はあ?」
「キミは自覚しているの?」
ジャスはぐいっと近寄ってくる。
「キミはブレイクさんと契約を交わした。すなわち、妖魔と化してしまったのだ★」
「……………………へ?」
なっがい間を空けてすっとぼけた返事をした。
今、俺たちはある学校に向かっている。
そこにはなぜか悠太も涼子も呼ばれたのだ。
―――…
母さんたちが死んだ次の日。
墓に埋葬された時に。
いく宛もない俺を涼子は。
「私に、預からせてください」
と。
泣きながらその小さな体で俺を抱き締めて言った。
その情景を見たジャスは。
「ならアナタは刹那くんと一緒に我が校においでください♪」
と、言った。
そしてジャスは悠太にも声をかけたんだ。
「悠太クン、キミには才能が眠っている。ワタシの元で働かないかい??」
悠太は即座に頷いた。
―――…
結局、ジャスに振り回されがちな俺たちはジャスから貰った制服を着て、学校に転入することになった。