俺たち陰陽師!!!!!
すると玄武は床に突っ伏した。
「げっ、玄武…?」
「のおぉぉぉぉ!!!」
床に向かって叫ぶ玄武。
驚きのあまり、俺たちは口をあんぐり開けた。
「なななななんと切ない過去なのでしょうっ…!!!零さまぁぁ……!!!」
「……………………は?」
『契約したら肉体と共にあるということになる、だから過去も明かされてしまうということだ』
「零しゃま………」
「ヒッ!!!」
まるでオカマに変異したような玄武は零の足に巻き付いた。
当然のように零は顔を青ざめさせた。
「危険と察したとき、いつでもお呼びくださいましぇ。……あと、ワタシの力も好きにお使いくださいね……★」
「うわっ!!キメーよこのおっさん!!語尾にちゃっかり星マーク着けちゃってるしっ!!!」
ギャーギャー騒ぐ零達を見守る俺とブレイク。
ブレイクは眠たそうにあくびを着いていた。
「なあ、ブレイク」
『なんだ、刹那』
「俺もさ、過去を乗り越えなきゃ、いけないんだよな」
『そうだな、けど…』
「ん?」
ブレイクは騒ぐ零と玄武を見ながら目を細めた。