俺たち陰陽師!!!!!
「キミたちに任務をあたえまーす★」
理事長室。
パッパカパーンと、ジャスの言葉にBGMのような音楽が流れた。
「「任務ぅ?」」
『うむ、良い案だ』
「でもねーブレイクさーん……ヒソヒソ…」
「「?」」
ジャスはかがんでブレイクの耳元に何やら話し出した。
「(なに話してんだよ…)」
と、腕を組みブラックオーラ全開の零。
「(ここって何階なのかなー?)」
と、のんきな俺。
理事長の仕事机の後ろにある窓に近付き窓越しに景色を一望した。
「(すっげー高ぇ……………………ん?)」
下に視線をそらせば2人の黒い人。
ぶつかったり、離れたり。
手には小さなナイフ。
「(危ないなー……)」
見事に受け身をとったり、高くジャンプしたりしていて、まるで忍者のようにも見えた。
「(………ん?)」
俺は2人のうち、1人をじっと見つめた。
「(あれは……)」
『刹那』
「のわっ!!」
振り向けばブレイクが肩にいた。
『明日が任務開始日だ』
「え?」
『準備をしておけ』
「え!?(任務って、戦うの!?)」
俺は目をぱちくりさせた。
「頑張ってくださいね♪」
ジャスが笑いながら言った。
―――…