俺たち陰陽師!!!!!
「(あれは絶対悠太に違いない…)」
俯く俺は、昨日の窓から見えた1人の黒い人を思い出す。
「(それにしても……なんであんな事を……?)」
『オイ刹那、聞いているか?』
「……えっ?あぁ、まぁ…」
『だから、そう言う事だ』
それに対して猛反発する零。
相変わらず白骨化しているリュカ。
「(今、何の話だっけ?)」
『着いたみたいだな』
ブレイクの声に目が覚める俺と零。
リュカはなぜかアイマスク(愛マスク?)をしている。
どうしたことか、それはピンク色でウサギの絵がプリントされていた。
『出よう』
ブレイクは馬車を下りる俺の肩に乗り移った。
俺たちは大きく伸びをしてから目の前にあるとんでもないモノと面会する。
「……………は?」
「しっ……城ぉぉぉお!!??」
俺の声が虚しく響き渡った。
するとその盛大な建物の門からひょっこりとタキシードを着た男が出てきてお辞儀をした。
「ようこそ、松竹梅の屋敷へ」