毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
ん?
心当たりあるんだろうか?

「芸能人に似てるとかじゃないのか?」

また、かすかな反応。
松岡は気付いてないみたいだけど、俺には分かった。
「そうかもな!ま、ゆっくりしてけや。」
それ以上追及するのは良くないと思ったのか、松尾はアッサリ引き下がった。
そのお陰で、さっきよりは全然、雰囲気が悪くなってない。

「た、食べましょうか!あいつのトマトソース、めちゃうまいんですよ。」
「は、はい!」

よかった。
普通に会話出来た。

< 105 / 437 >

この作品をシェア

pagetop