毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
食べ終わって、松岡のからかいを受けながらも、俺達は再び車に乗った。

帰りぐらいは、家まで送らせてほしい。
遅くなってしまったし、危ないからな!
って、それは口実か。

本当は、ギリギリまで同じ時間を過ごしたい。

今日一日で、彼女に少しは近付けただろうか。
楽しんでもらえただろうか。
俺だけの一方通行な想いじゃないといい。

そう、願う。


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