毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
考える俺。
待っている彼女。
駐車場への道は、人がどんどんと通り過ぎていく。
俺達をちらっと見てから。
視線が気になった俺は、彼女の手をつかんで歩き出した。
「あの・・・」
「ほんとごめん。ちゃんと話したい。」
とにかく車に乗ろう。
そこなら2人きりで静かに話せるはずだ。
「時間無い?」
「いえ、大丈夫ですが・・・。」
それ以上何も言わずに、瑞希さんはついてきてくれた。