毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
昼が近くなって、だんだん蒸し暑くなってきた森の中。
俺は流れる汗を拭きながら、きのこ博士の話に付き合う。
「一人は普通の会社に就職したんですが、もう一人は薬剤師でして。ほんと、良いコ達なんですよ。」
「はぁ・・・。」
「それで、仲が良いくせに、2人とも意地っ張りで・・・会えば言い合いばかり。まぁ、下の子の方がいつも突っかかっていくんですけどね。」
双子じゃなくて、兄弟らしい。
その普通の会社に就職したのが、きっと瑞希さんなんだろう。
もしかして、この人と家族だって知られたくなくて、名字変えてんのか?!
見る人が見たら分かるぐらい、そっくりだぞ・・・他人の空似じゃ、効かないぐらいに。
「僕はその喧嘩さえ、見るのが楽しみで。でも仕事の都合で、なかなか家に帰れないんです。」
ひきつった笑顔で、俺は相槌を打つ。
俺は流れる汗を拭きながら、きのこ博士の話に付き合う。
「一人は普通の会社に就職したんですが、もう一人は薬剤師でして。ほんと、良いコ達なんですよ。」
「はぁ・・・。」
「それで、仲が良いくせに、2人とも意地っ張りで・・・会えば言い合いばかり。まぁ、下の子の方がいつも突っかかっていくんですけどね。」
双子じゃなくて、兄弟らしい。
その普通の会社に就職したのが、きっと瑞希さんなんだろう。
もしかして、この人と家族だって知られたくなくて、名字変えてんのか?!
見る人が見たら分かるぐらい、そっくりだぞ・・・他人の空似じゃ、効かないぐらいに。
「僕はその喧嘩さえ、見るのが楽しみで。でも仕事の都合で、なかなか家に帰れないんです。」
ひきつった笑顔で、俺は相槌を打つ。