毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
売店はそんなに大きくないが、コンビニみたいに色々そろっていて、昼休憩は人が多い。
工場には外国人もたくさん働いているから、輸入食品なんかもある。

俺はペットボトルのお茶と、冷えた弁当を持って、大塚さんが担当するレジに並んだ。

長い列でしばらく並んでいると、レジの横に飾られた赤い花に気付く。


あれ、なんだっけか?


・・・見た事ある花だったけど、彼女に会うまで花の名前なんて気にした事無かったから、全く出てこない。

いいや。

売店で買い物してる客も減ってきたし、幸い俺の後ろには誰も並んでない。
彼女に聞いてみよう。

話すきっかけが出来た。
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