毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー

まさか、毎日こうやって絡まれてたんじゃないよな?

里山ガイドに参加したあの日。
瑞希は倫子の事を妙に気にしていた。

そうだとしたら、あの態度が納得できる。
きちんと、謝らなければ。
俺のせいで、こんな事になってしまった。



瑞希は一人冷静に溜め息を吐いて、わめいている倫子達を静かに見つめた。




「警察に言ってやるんだから、覚悟しときなさいよ!」




捨て台詞のようにそう言って、倫子は携帯を取り出す。


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