毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー

拳を握って、肩を震わせて。

瑞希は倫子を、眼鏡越しに睨みつけた。




「毒、毒って・・・何も知ろうともしない癖に、悪く言うのは止めてください!


毒は薬にだってなるんです!!」



い・・・

怒りポイント、だいぶずれたぞ・・・。

それでこそ瑞希?

・・・少し、寂しい・・・。



「それに、私みたいなのに構うなんて、よっぽど暇なんですね。いい大人にもなって、今時小学生だって、こんな幼稚な事しませんよ。」


「なっ・・・!」






「私は、伊東さんが好きです。何度言われても、私からお別れする気はありません!」






< 272 / 437 >

この作品をシェア

pagetop