毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
拳を握って、肩を震わせて。
瑞希は倫子を、眼鏡越しに睨みつけた。
「毒、毒って・・・何も知ろうともしない癖に、悪く言うのは止めてください!
毒は薬にだってなるんです!!」
い・・・
怒りポイント、だいぶずれたぞ・・・。
それでこそ瑞希?
・・・少し、寂しい・・・。
「それに、私みたいなのに構うなんて、よっぽど暇なんですね。いい大人にもなって、今時小学生だって、こんな幼稚な事しませんよ。」
「なっ・・・!」
「私は、伊東さんが好きです。何度言われても、私からお別れする気はありません!」