毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
きのこ博士とは面識があるから、あの人が出てくれるといい。
一般的に休日だからって、家にいるとは限らないが。

車を降りて、恐る恐る門柱のボタンを押す。
彼女の実家。
しかも、ご立腹中っぽい。
俺の緊張は、MAXだ。

心臓の音が聞こえてきそうなぐらい、バクバク鳴っている。


は、早く誰か出てくれ!


そとの駐車場には、車が2台停まっている。
家族がそろって出掛けている場合を除いて、誰かが居るはずなんだ。
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