毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
眠たくなると、どうしても缶コーヒーに手が出る。

「飲まない日ももちろんあるけど、何でだ?」

コーヒーを飲む回数が、どうして気になったんだろう?
俺は流されかけた思考を戻してくれた事に感謝しながら、瑞希の回答を待つ。

・・・ん?

彼女の頬が、ほんのり染まった。


まさかな・・・いやいや、まさかね!!
コーヒーが毒とか、ないだろ?


「あの・・・カフェインは制限された薬物などではありませんが、過剰な摂取は危険なんです。」


もちろん、2、3杯では全く問題無いですよ!


と、付け加えてくれたものの。

俺には衝撃が強かった。

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