毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
俺はどうすべきかと、2人の視線の間で揺れる。


「それに、毒草女って・・・和希君だって、薬草男じゃないですか!」

「俺は一般的な話も出来るし。アンタみたいに、なんでも毒草に繋げたりしな
い。」

「わ、私だって、お話ぐらいできます。」

「どーだか。現に今まで彼氏も出来ずに、25になっても未だに処女とか、俺と
同じ顔なのにありえねぇよ。」


和希君の発言に、瑞希は顔を真っ赤にして黙り込んだ。
さらっと言ったけど・・・



やっぱり処女か!!



なんだか俺まで、顔が熱くなってしまう。

黙り込んでしまった瑞希に対して、彼は更に続ける。


「今時処女なんて面倒なだけだし、俺は嫌いだね。」

「和希君には関係のない事です!」


まだ赤いままの顔をそむけて、瑞希は言い切った。

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