毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
うん。
それでこそ、彼女らしい。
「はい!マンゴーはウルシ科なので、かぶれやすい方は注意が必要です。」
それで彼は、ウルシがどうこう言ってたのか。
とにかく、話題をくれた和希君に、俺はひそかに感謝した。
「実というよりも、木の方がかぶれやすいんです。今父が沖縄に行っているので、お土産で送ってくれたんだと思います。」
きのこ博士、沖縄かぁ・・・いいな。
高校の修学旅行でしか行ったことが無いが、また行ってみたい。
「そっか。沖縄、暑いだろうな。」
こっちとは暑さの種類が違うと聞いたことはあるが、痛いぐらいに暑そうだ。
また、沈黙。
せっかく会話になったのに。
いつもなら沈黙も苦じゃないが、今日は気まずい。
「そ、そろそろ出かけるか。」
「はい、じゃあ、片付けますね。」
無理をして笑っているのが、分かる。
でもこのままここにいても、多分気まずいだけだから、外に出た方が良い気がした。
それでこそ、彼女らしい。
「はい!マンゴーはウルシ科なので、かぶれやすい方は注意が必要です。」
それで彼は、ウルシがどうこう言ってたのか。
とにかく、話題をくれた和希君に、俺はひそかに感謝した。
「実というよりも、木の方がかぶれやすいんです。今父が沖縄に行っているので、お土産で送ってくれたんだと思います。」
きのこ博士、沖縄かぁ・・・いいな。
高校の修学旅行でしか行ったことが無いが、また行ってみたい。
「そっか。沖縄、暑いだろうな。」
こっちとは暑さの種類が違うと聞いたことはあるが、痛いぐらいに暑そうだ。
また、沈黙。
せっかく会話になったのに。
いつもなら沈黙も苦じゃないが、今日は気まずい。
「そ、そろそろ出かけるか。」
「はい、じゃあ、片付けますね。」
無理をして笑っているのが、分かる。
でもこのままここにいても、多分気まずいだけだから、外に出た方が良い気がした。