毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
買ってきたものを冷蔵庫に入れたり、シャワーを浴びたりで、緊張しながらも時間は過ぎていく。

そわそわと落ち着かないから、瑞希からの連絡は無いかと携帯をいじってみたり、無駄に雑誌の位置を直してみたり。

エアコンは冷え過ぎないように設定した。
何より、俺がエアコン苦手だから。
瑞希の部屋もそんなに冷えて無かったし、大丈夫だろう。

ぼすんと、シーツの皺を直したばかりのベッドに寝転ぶ。


連絡は、まだ来ない。


長い息を吐き出して、目を閉じた。


< 396 / 437 >

この作品をシェア

pagetop