毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
ドアを開けて、無理に笑う瑞希の手を引いて。
俺は部屋へと入って荷物を置き、目を丸くして俺の行動を見ている瑞希を後目
に、冷蔵庫からビールや缶チューハイや、色々出した。
「飲める?」
突然の質問に首だけ縦に振って答えた瑞希を座布団に座らせ、俺も隣に座る。
炭酸の抜けるプシュっという音を立てて缶を開け、小さく掲げた。
「乾杯。」
「か、かんぱい。」
わけもわからず俺に缶を持たされ、流れに任せるまま瑞希は缶に口を付けた。
彼女からあえて視線を外したまま、俺は何でもないようにスナックの袋を開ける。
「あのさ。」
「はい。」
「和希君に、なんか言われた?」
顔を見なくても分かるぐらいに、部屋の空気が変わった。
やっぱり、俺の勘は正しかったらしい。
俺は部屋へと入って荷物を置き、目を丸くして俺の行動を見ている瑞希を後目
に、冷蔵庫からビールや缶チューハイや、色々出した。
「飲める?」
突然の質問に首だけ縦に振って答えた瑞希を座布団に座らせ、俺も隣に座る。
炭酸の抜けるプシュっという音を立てて缶を開け、小さく掲げた。
「乾杯。」
「か、かんぱい。」
わけもわからず俺に缶を持たされ、流れに任せるまま瑞希は缶に口を付けた。
彼女からあえて視線を外したまま、俺は何でもないようにスナックの袋を開ける。
「あのさ。」
「はい。」
「和希君に、なんか言われた?」
顔を見なくても分かるぐらいに、部屋の空気が変わった。
やっぱり、俺の勘は正しかったらしい。