毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
アサガオの時といい、意外と瑞希ってそういうとこ大胆だよな。
多分命に別条が無い毒物を選んでるんだろうが、聞いてると毒性がえげつない。

とりあえず、ちょっと気分が落ち着いたみたいでよかった。


・・・落ち着いたと言うか、別の興奮になってるっぽいが、この際それは目をつ
むる。


手に持ったプリンを食べながら、隣に居る瑞希をなんとなく見てみれば、モンブラン食べながらホテイシメジ計画を練っていた。
ここはそっとしておこう。

和希君にも、頑張れとしか言いようが無い。
瑞希は完全に嫌がらせをされたと思っているし、彼の気持ちが姉に届くのはいつになるんだろうか。

俺が悩む事でもないか・・・。

食べ終わったプリンのカップをテーブルにおいて、なんとなく少しだけ瑞希との距離を詰めた。

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